「食が細い」「少し食べるとすぐにお腹がいっぱいになる」「胃がもたれやすい」——検査では大きな異常がないのに、こうした不調が続く方は少なくありません。
漢方では、胃腸そのものの働きを支える力に目を向けて考えていきます。一人で抱え込まず、まずはご相談いただける場所として、私たちは日々お話を伺っています。
漢方が考える「胃腸の弱り」
漢方では、飲食物を消化・吸収し、全身にエネルギーを届ける働きを「脾胃(ひい)」と呼びます。
この脾胃の力が不足すると、食欲が安定しない・食後に眠くなる・疲れやすいといった状態が現れやすいと考えられています。胃腸は「気」「血」をつくる土台にあたるため、ここが整わないと全身の元気にも関わってくるとされています。
体質によって変わる、胃腸虚弱のタイプ
同じ「胃腸が弱い」でも、漢方では体質のタイプによってとらえ方が異なります。
- 気虚タイプ:少し食べると満腹になる・疲れやすい・軟便傾向。消化のエネルギーが不足している状態。
- 冷えタイプ:冷たい物でお腹を壊しやすい・手足が冷える。お腹を温める力が弱っている状態。
- 気滞タイプ:ストレスで食欲が乱れる・お腹が張る。気の流れが滞っている状態。
- 水滞タイプ:胃がぽちゃぽちゃする・食後に重だるい。水分のめぐりが滞っている状態。
複数のタイプが重なる方も多く、ご自身では見分けにくいことがあります。
今日からできる胃腸の養生
- よく噛んで、腹八分目を意識する
- 冷たい飲み物・生もの・脂っこいものは控えめにする
- 温かいスープやおかゆなど、消化にやさしいものを取り入れる
- 食後すぐに動かず、少し休む時間をつくる
漢方薬によるアプローチ
胃腸虚弱に対して漢方では、体質のタイプに合わせて処方を選んでいきます。消化のエネルギーを補う処方、お腹を温める処方、気の流れを整える処方など、その方の状態によって用いるものが異なります。
市販の胃腸薬で合うものが見つからなかった方も、体質という視点から見直すことで、新たな手がかりが見えてくることがあります。
まとめ
胃腸の弱りは、放っておくと全身の疲れや不調にもつながりやすいものです。「自分はどのタイプかわからない」という方も大丈夫です。
当薬局では、お一人ずつしっかりとお時間をいただき、体質や生活習慣を腰を据えて伺っています。ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。
ときわ漢方薬局へのご相談
胃腸の不調についての漢方相談は、事前のご予約をお願いしております。
初めての方には、体質や生活習慣について約1時間かけて丁寧にお伺いします。
ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。