寒暖差が激しい季節や、なんとなく体が重いと感じる時。
「栄養のあるものを食べたいけれど、手の込んだ料理を作る元気はない…」
そんなふうに思うことはありませんか？
そこでおすすめなのが、「薬膳ビーフシチュー」です。
薬膳と聞くと「苦そう」「材料を揃えるのが大変そう」というイメージがあるかもしれません。
しかし、実はいつものシチューに「ある魔法」をかけるだけで、驚くほど簡単に、そして深い味わいの薬膳料理に変身させることができるのです。
今日は、牛肉の旨味たっぷりで、食べたそばから体がポカポカ温まる、とっておきのレシピをご紹介します。
薬膳ビーフシチューの作り方
今回は、煮込み時間を有効に使って、お肉がホロホロになる本格的なレシピです。
圧力鍋をお持ちの方は、さらに時短で作ることができますよ。
材料（4人分）
牛塊肉：400g（スネ肉やバラ肉がおすすめ）
玉ねぎ：大1個
マッシュルーム：8個
トマト缶：1缶
デミグラスソース：1缶
水：800cc
オリーブオイル：大さじ1
塩麹：大さじ1
塩・胡椒：適量
魔法の薬膳ブーケガルニ（ビーフシチュー用）：1包
ポイント
味の決め手は「塩麹」と「薬膳ブーケガルニ」。
この2つが、お肉を柔らかくし、ソースに深みと滋味を与えてくれます。
手順
①お肉の旨味を閉じ込める
フライパンにオリーブオイルを熱し、牛塊肉の両面にしっかり焼き目をつけます。
②ベースを作る
スライスした玉ねぎを加え、しんなりしてきつね色になるまで炒めます。
③薬膳の魔法を投入！
お鍋に水（800cc）と、ここで「魔法の薬膳ブーケガルニ」を1包入れます。
沸騰したら弱火にし、コトコトと3〜4時間煮込みましょう。
※圧力鍋を使用する場合、煮込み時間は1/2〜1/3に短縮可能です。
④仕上げの煮込み
お肉が柔らかくなったら、役目を終えたブーケガルニを取り出します。
マッシュルーム、トマト缶、デミグラスソースを加え、さらに1時間ほど煮込んでとろみを出します。
⑤味を調える
最後に塩麹を加えて味を整え、お好みで塩・胡椒で調整すれば完成です！
なぜ、これだけで「本格薬膳」になるの？
今回のレシピの鍵となったのが、煮込む際に入れた『魔法の薬膳ブーケガルニ』です。
通常、薬膳ビーフシチューを作ろうとすると、なつめ、当帰（とうき）、シナモン、クコの実などを別々に買い揃える必要があります。
これらはスーパーで手に入りにくく、余らせてしまうこともしばしば。
しかし、このブーケガルニには、厳選された以下の生薬が、絶妙なバランスですでにブレンドされています。
なつめ：ほんのりとした甘み。女性に嬉しい果実。
当帰（トウキ）リーフ：香りが良く、巡りをサポート。
セイロンシナモン：体を内側から温めるスパイス。
生姜：言わずと知れたポカポカ食材。
枸杞子（クコシ）：彩りと栄養のアクセント。
これらが1つのパックになっているため、「鍋に入れて、煮出して、取り出すだけ」。
誰でも失敗なく、漢方理論に基づいた本格的な薬膳スープを作ることができます。
食卓に、健康と美しさの魔法を。
出来上がったシチューを一口食べると、デミグラスソースの濃厚なコクの奥に薬膳ならではの爽やかで奥深い香りが広がります。
「薬くささ」はなく、むしろ高級レストランで食べるような複雑な味わいに驚かれるはずです。
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