香蘇散(コウソサン):胃腸の弱い方の風邪に
香蘇散(コウソサン):胃腸の弱い方の風邪に
香蘇散は、「太平恵民和剤局方」を原典とする、胃腸虚弱で神経質な人のかぜの初期に用いられる漢方薬です。
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
生後3カ月未満の乳児。
■相談すること
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
関係部位 |
症 状 |
皮膚 |
発疹・発赤、かゆみ |
3.1カ月位(かぜの初期に服用する場合には5~6回)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
■効能・効果
体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いものの次の諸症:かぜの初期、血の道症
<効能・効果に関連する注意>
血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。
■成分と分量
6.0g(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
成 分 |
コウブシ |
ソヨウ |
チンピ |
カンゾウ |
ショウキョウ |
分 量 |
2.1g |
0.9g |
1.8g |
0.6g |
0.6g |
■用法・用量
1回量を次のとおりとし、1日3回、食前又は空腹時に服用してください。
年 齢 | 3カ月未満 | 2才未満 | 2才〜3才 |
4才〜6才 |
7才〜14才 |
大人(15才以上)
|
1回服用量 |
服用しないこと
|
1/4包 | 1/3包 | 1/2包 | 2/3包 | 1包(2.0g) |
1日服用回数 | 3回 |
煎じ薬の飲み方について
煎じ薬の飲み方について
(1)茶色い袋の中(1袋中) に各処方の漢方薬の 元となる生薬の1日分量が入っています。
こちらを1つ取り出します。
(2)鍋に水約500ml~600mlをいれ、茶色い袋のまま1袋加えます。
(3)弱火で水が半分くらいになるまで煮出します。
(4)水が半量くらいになったら袋を取り出します。
(5)できた煎じ液が1日量の漢方薬です。
各漢方薬の服用方法に従ってお飲み下さい。
用法・用量に関連する注意
用法・用量に関連する注意
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
保管及び取扱い上の注意
保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。
外部の容器又は外部の被包に記載すべき事項
外部の容器又は外部の被包に記載すべき事項
1.次の人は服用しないでください
生後3カ月未満の乳児。
2.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。
むくみ
(6)次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病
2'.服用が適さない場合があるので、服用前に医師又は薬剤師に相談してください
〔2.の項目の記載に際し、十分な記載スペースがない場合には2'.を記載すること。〕
3.服用に際しては、説明文書をよく読んでください
4.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください
5.小児の手の届かない所に保管してください
6.その他
(1)医薬品副作用被害救済制度に関するお問い合わせ先
(独)医薬品医療機器総合機構
http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai.html
電話 0120-149-931(フリーダイヤル)
(2)この薬に関するお問い合わせ先
製造・販売元:ときわ漢方薬局
管理薬剤師:岩本治美
受付時間:9時30分から19時00分まで(但し日曜祝日 / 第1・3水曜は除く)
電話:0466-22-5514
FAX:0466-22-5527