燕窩を扱う理由——bienca を選んだ薬剤師の基準

燕窩を扱う理由——bienca を選んだ薬剤師の基準

燕窩のイメージ

「ツバメの巣って、よく聞くけれど、結局は何がいいんですか?」

店頭でお客様からよくいただく質問です。中華料理の高級食材という印象、あるいは中国の宮廷で珍重されてきたという伝聞——多くの方が、燕窩(えんか)という素材についてうっすらと知っているけれど、よくは知らない。そんな状態でいらっしゃることが多いように感じます。

今日は、私たちが扱う燕窩エキスのブランド bienca(ビエンカ) について、なぜこの製品を私たちが選んでいるのか、その理由を書いてみたいと思います。

燕窩——その素材の話

東南アジアの崖に営まれる、アナツバメの巣 YAN WO · Edible Bird's Nest

燕窩は、東南アジアに生息するアナツバメの雄が、繁殖期に約30日間かけて唾液のみで作り上げる巣のこと。中国の漢方古書『本草従新』(呉儀洛著、1757年)にも記された、長い歴史をもつ食材です。

14世紀の中国・明朝の宮廷では、長寿を願う薬膳料理に用いられたと伝えられています。また、病に臥せる大切な方の早期回復を願う見舞いの品としても、貴族や豪商の間に広まりました。日本ではあまり馴染みがありませんが、中華圏では古くから「贈り物の最高峰」のひとつとして親しまれてきた素材です。

「煮ても、なかなか吸収されない」という事実

ここからが、今日いちばん書きたい話です。

燕窩は、そのまま煮たり炊いたりして食べても、有効成分が体に取り込まれにくい——これは、燕窩を扱うメーカー自身が公開している、よく知られた事実です。燕窩そのものは消化吸収しにくい特性をもつ素材で、一般的な調理法では成分はわずかしか溶け出さず、加えて熱による変性も起きてしまいます。

つまり、伝統的な中華料理のような形で食卓に出てくる燕窩は、文化的・体験的な価値こそ大きいものの、素材に含まれる成分そのものを取り込むという観点では、必ずしも効率的とは言えないのです。

この「吸収されにくさ」をどう乗り越えるか——これが、燕窩を健康食品として扱う上で、各メーカーが向き合ってきた大きな課題でした。

美津村という会社のこと

MILD REACT METHOD マイルドリアクト製法 01 02 03 原料の燕窩 高分子で吸収されにくい そのままでは効率的でない 独自製法による抽出 強い熱を加えず、 時間をかけて成分を整える bienca YAN WO EXTRACT 完成した燕窩エキス 体に取り込まれやすい 形のエキスに整える 美津村株式会社が30年以上をかけて確立した独自製法

bienca を製造しているのは、神戸市西区に本社を構える 美津村株式会社(みつむら)という会社です。1997年に設立され、創業者の青山晃氏は、それ以前から燕窩の貿易・研究に関わってきた人物です。

もともとは、ある製薬会社が燕窩に含まれる成分を新薬として開発しようとしていた経緯がありました。その素材調達を青山氏が担っていたのですが、諸事情で新薬開発は断念されることになります。手元には、無限の可能性を秘めた大量の燕窩が残されました。そこで青山氏は決断します——この素材を活かした商品を、自分で作ろう、と。

美津村が確立したのが、独自の 「マイルドリアクト製法」 と呼ばれる抽出方法です。煮るのでも、強い熱を加えるのでもなく、燕窩に含まれる成分を、なるべくそのままの形で取り出して、体に取り込まれやすいエキスに整える——そういう発想で組まれた製法だと、私は理解しています。

この製法で作られた燕窩エキスは、まず香港で評価されました。最大手ドラッグストアチェーンの全店頭に並び、日本ではなく中華圏で「結果が伴う本物」として認知された、というのが美津村の事業のはじまりです。その後、その「美津村燕の巣健康美容食品」を、日本向けにリブランディングしたのが bienca というブランドです。

私たちが bienca を選んでいる理由

THREE REASONS 薬剤師が bienca を選ぶ、三つの根拠 01 素材の課題に正面から向き合う姿勢 「燕窩は吸収されにくい」という不都合な事実を、 自社の公式情報の中ではっきり書いている。 そしてその課題に、自社の製法という答えを持っている。 02 30年以上、ひとつの素材に向き合う専業性 多種多様な原料を扱う総合健康食品メーカーではなく、 燕窩のパイオニアとして、ひとつの素材を深く研究してきた専業企業。 素材への敬意は、扱う年数の長さに表れる。 03 本場・香港で評価されてきた商品 中華圏には、燕窩を日常的に贈り物として用い、 料理として扱う長い文化がある。 その文化の中で目利きをされる人々に支持されてきた。

燕窩を扱うメーカーは、実は日本にもいくつかあります。価格帯もさまざまです。その中で、私たち、母と息子の二人の薬剤師が美津村の bienca を選んでいる理由を、できるだけ率直に書いておきたいと思います。

ひとつ目は、素材の課題に正面から向き合っているメーカーだからです。「燕窩は吸収されにくい」という不都合な事実を、自社の公式情報の中ではっきりと書いている。そしてその課題に対して、自社の製法という具体的な答えを持っている。これは、健康食品を扱う上で、私たちにとって非常に大きな信頼の根拠になっています。

ふたつ目は、30年以上、燕窩というひとつの素材に向き合い続けているからです。多種多様な原料を扱う総合健康食品メーカーではなく、燕窩のパイオニアとして、ひとつの素材を深く研究してきた専業企業。素材への敬意は、扱う年数の長さに表れると、私たちは思っています。

みっつ目は、香港という、燕窩の本場で評価されてきた商品だからです。中華圏には、燕窩を日常的に贈り物として用い、料理として扱う長い文化があります。その文化の中で目利きをされる人々に支持されてきた、というのは、ひとつの客観的な目印として、私たちが製品を選ぶ際に重視しているポイントです。

母と私、二人の薬剤師として

ときわ漢方薬局は、私と母の岩本治美の、二人の薬剤師で営む薬局です。母は30年以上にわたり、女性のからだに関するご相談を受け続けてきました。

私たちが扱う商品は、すべてを大きく宣伝するためではなく、店頭でお話を聞いた上で「この方には、この素材が合うかもしれません」とお出しできる、納得のいくものだけを置きたい——これは、初代から変わらない姿勢です。

bienca も、その姿勢の中で扱っている商品のひとつです。素材としての燕窩、製法としてのマイルドリアクト、そして30年以上の研究——その積み重ねに、私たちは敬意を持っています。

biencaの商品ラインナップ

bienca には、現在4つの商品があります。それぞれ、燕窩エキスを摂る形を選べるよう、ドリンク、ゼリースティック、ソフトカプセル、パウダーと、形状の違うものが揃っています。

どの形がご自身の生活に取り入れやすいか、私たちにご相談いただければと思います。

オンラインで購入される前に、ご自身の体質や生活との相性について、一度お話を伺えると安心です。私たちは、お一人ずつ、しっかり時間をかけて伺う漢方カウンセリングを大切にしています。

商品ページは、それぞれ以下からご覧いただけます。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


ときわ漢方薬局
神奈川県藤沢市鵠沼石上1-8-1
TEL: 0466-22-5514
営業時間:10:00〜19:00(日曜祝日・第1/3水曜定休)

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